「ねぇ、紅キ大地。」
「何だ蒼。」
「俺達はさぁ。何の為に此処に居るんだろ?」
「其の様な事我輩が知っているはず無いだろう。」
「まぁ、其れもそうだけど・・・。」
蒼は言葉を切った。

「詰まらなくない?」

「唯、何と無く生きているだけで。」

「いっそ死ねたらとか思わない?」

崩れない、精確、精密に出来た最高な人形の様な笑み。
冷笑。

紅は溜息を吐き、言った。
「我輩が聴いた貴様の言葉で一番の愚問だな。」

「我等は不老不死。永久的に続く命だ。
 其れを忘れた訳では有るまい。」

蒼は一瞬冷笑を崩した。
だが、少し眼を逸らせたら何時もの変わらない冷笑に戻っていた。

「厭だなぁ、紅キ大地はそんな事解ってるよ。」

「たださぁ、夢を見ていただけじゃない。」

『 化物が夢を見てはイケナイと誰が決めたのさ。 』

+++

破架です

蒼さん好きです
冷笑の貴公子
アクマと天子の仔
『出来過ぎた人形は壊さなきゃ』
うん、まぁそんな感じ
服は上は露出多い

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