2月18日の日記

2006年2月18日 日常
巨大な砂時計に少女が寄りかかっり眠っている。
それが置かれている、其処には光も影も。
少女と砂時計以外のものは何一つ無かった。

静かに少女の眼が開いた。
薄く開いた口からは、歌の様なものが漏れる。
聴いた事が無いはずなのに、何処かで確かに聴いた事のある気がする。
不思議な曲だった。

ふつ、と曲が終わる。
と同時に砂時計の砂が少しずつ、落ち始めた。

さら...さら...

少女は砂時計に静かに身を寄せる。
そして何も無い空間に眼をやると、

「アゼルラ」

名を、呼んだ。

「・・・んでばれるんだよ」
 しかも場所まで。

何も無い空間から突然、灰色の少年が現れる。
不服そうに、水色の隻眼が揺れた。

「どの位此処にいると思っているの」

くすくす、と少女は笑いながら云った。

「・・・もう何か悲しくなる位大昔から」
「真面目に答えるんじゃないの」
 馬鹿な人。

音をたてて、落ちていく砂を見詰める。

「廻り始めちまったんだな」
「・・・ええ」

寂しく、微笑むと、再び歌を歌う。

「時の流れは移り行く。
 ああ、それは、
 とても残酷なほどに
 人は時の流れに飲み込まれ、
 何時か消えていく。
 永遠なんて望まないで。
 いつかは終わってしまう、
 此の世に。
 何も望むことは出来ない」

一瞬、の空白。
少女は少年の方を見る。

「私達は絶対なる傍観者でなければいけない。
 それが世界を作っている死せる天帝からの呪い」
私達が関われば、世は滅ぶわ。
+++
世界破滅物語
題名が決まらないので使いまわし
友情出演の璃樹とアゼルラ

本が見付からなかった・・・
でも古本屋で武将アンソロがあったので買ってみた
・・・まんがばさらのさくしゃさんのがあってちょとびっくりしました
だてゆきでした
がんたいがかっこよかったです
のぶうけが絵でしかなかったのが残念です(結局それか)
本当に欲しいものをかわずくだらない物に1000円以上かけた私はなんだ
あーもうあれかえば良かった

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