4月3日の日記

トレードマークになっている帽子。
デフォルメされた髑髏と迷彩柄と十字の缶バッチが付いている。
それを目深に被って、ヘッドフォンを首にかける。
ローラーブーツを履いて。

「さぁ」

出かけよう。

今日は平日で、無論学校はある。
何と無く。そう。何と無く、だ。
今日の天気が余りにもいいからかもしれない。
でもそれ以上に。

(逢える気がする)

自分の人生に何かを齎す、人に。
空を仰ぐ。
高いビルが所狭しと並んで、狭くなった空。
この世界をみて「くだらない」と吐き捨てた彼の言い分を、少し理解した。

(でも、それだけだ)

ビルとビルとの合間を縫って。
影と影との境を作って。

駆け抜ける。
風を切る。

軽やかなビートに身を任せて。

自然と唇から漏れる唄。
生を喜び何色にも輝く瞳から溢れる色。
それは、闇ですらも魅了する様な。

「・・・おや？」

ぴたり。
止まる。

一心不乱に駆けて来たのはいいが。

「此処は何処？」

風が心地良すぎて。
ビートに身を任せ過ぎた。
つまりは、道に迷っていたのである。

＋＋＋
最近、こう云った短文を書くのが楽しくて堪らないのはどうしてだろう(それは宿題があまりにも進んでないからよ
解ってるけど止められないのがネットサーフィンの恐ろしさ
いや、うん
最近は日記じゃなくて短文置場になってきている気がしないでもない
夢をみるのが面白くて、つい・・・(ついじゃない)
考える(だけ)も面白い
ちょっとキーボードを打つのが早くなっている気がする(だけ)
()を使うのが多くなってきているのはツッコミをいれたいから
寧ろボケても(頭の中でだから)ツッコんでくれる人がいない
何気に人文一文の量が多くなっているのは気のせいだと思いたい(でも確実に増えている)