4月13日の日記

2006年4月13日 日常
ある少年が登校拒否に陥った。

「駄目だよ母さんこの扉を開けてはいけない」

少年の部屋の扉には鍵が付いていなかった。

「駄目だよ母さんこの布団を剥いではいけない」

少年はその布団を被っていただけだった。

「駄目だよ母さん僕の顔を覗き込んで見てはいけない」

少年は膝を抱えて下を向いていて覗き込めば顔が見えた。

「母さん母さん忠告しただろう?
 何で見たの何で見に来たの?
 これじゃあ僕は母さんを殺さなきゃいけないじゃないか!」

少年の手には何時の間にか大振りのナイフが握られていた。

「母さん母さん忠告しただろう?
 是でもう僕は僕以外の人の顔を見れなくなってしまった!
 如何してくれるんだい?!」

母親は答えなかった。
答える事が出来なかった。

彼の顔は笑っていた。
血を浴びて。

厚いカーテンの向こう側では太陽が燦々と輝いていた。

+++
顔を見たらその人を殺さずにはいられないって事
でも其れは自分で愉しんでる
今はつばのとても広い帽子を目深に被っている
仮面劇団所属中

軽い口調が好きなんだよ
あーでもちゃんと書けないんだ
語尾がちっちゃい文字でのびるのが好きなんです

いやもう駄目だろう
最近まさかのネガティブ発言が増えてるから如何してみようか

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