ある少年が登校拒否に陥った。
「駄目だよ母さんこの扉を開けてはいけない」
少年の部屋の扉には鍵が付いていなかった。
「駄目だよ母さんこの布団を剥いではいけない」
少年はその布団を被っていただけだった。
「駄目だよ母さん僕の顔を覗き込んで見てはいけない」
少年は膝を抱えて下を向いていて覗き込めば顔が見えた。
「母さん母さん忠告しただろう?
何で見たの何で見に来たの?
これじゃあ僕は母さんを殺さなきゃいけないじゃないか!」
少年の手には何時の間にか大振りのナイフが握られていた。
「母さん母さん忠告しただろう?
是でもう僕は僕以外の人の顔を見れなくなってしまった!
如何してくれるんだい?!」
母親は答えなかった。
答える事が出来なかった。
彼の顔は笑っていた。
血を浴びて。
厚いカーテンの向こう側では太陽が燦々と輝いていた。
+++
顔を見たらその人を殺さずにはいられないって事
でも其れは自分で愉しんでる
今はつばのとても広い帽子を目深に被っている
仮面劇団所属中
軽い口調が好きなんだよ
あーでもちゃんと書けないんだ
語尾がちっちゃい文字でのびるのが好きなんです
いやもう駄目だろう
最近まさかのネガティブ発言が増えてるから如何してみようか
「駄目だよ母さんこの扉を開けてはいけない」
少年の部屋の扉には鍵が付いていなかった。
「駄目だよ母さんこの布団を剥いではいけない」
少年はその布団を被っていただけだった。
「駄目だよ母さん僕の顔を覗き込んで見てはいけない」
少年は膝を抱えて下を向いていて覗き込めば顔が見えた。
「母さん母さん忠告しただろう?
何で見たの何で見に来たの?
これじゃあ僕は母さんを殺さなきゃいけないじゃないか!」
少年の手には何時の間にか大振りのナイフが握られていた。
「母さん母さん忠告しただろう?
是でもう僕は僕以外の人の顔を見れなくなってしまった!
如何してくれるんだい?!」
母親は答えなかった。
答える事が出来なかった。
彼の顔は笑っていた。
血を浴びて。
厚いカーテンの向こう側では太陽が燦々と輝いていた。
+++
顔を見たらその人を殺さずにはいられないって事
でも其れは自分で愉しんでる
今はつばのとても広い帽子を目深に被っている
仮面劇団所属中
軽い口調が好きなんだよ
あーでもちゃんと書けないんだ
語尾がちっちゃい文字でのびるのが好きなんです
いやもう駄目だろう
最近まさかのネガティブ発言が増えてるから如何してみようか
コメント