「駄目だよ、アンタじゃ俺には勝てない」
手に短刀を持ちそう云い放つ。
何処にそんな自信が何処にあるのかと問いただしたくなる。
「満身創痍の癖に何を云っている」
云うと
「こんな物傷のうちには入らないし関係ない」
・
血走った眼で此方を視る。
・
「生きる意味も死ぬ意義も、知らないアンタなんかに私は殺せない。殺させてやるもんか。
人を殺めると云う行為がどれ程辛いかなんて説く気は無い。アンタなんかに教えてやらない」
真直ぐ、射抜く様に。
深い海色のビードロが捉えた。
「俺はお前に勝つ。勝って帰る。帰らなければならない。
俺には俺の帰るべき所があるんだ。前進する為に。前に、進む為に」
音も無く。
顔に息がかかるほどに近く。
何時の間に?
「アンタは俺を殺せないけど、俺もアンタを殺せない。
だから此処を通せ。後から俺の出来る限りでアンタの望む物をくれてやろう」
俺の首でも何でも。
今のアンタじゃ俺は殺せないんだ。
後から、くれてやるから。
そう云った。
ふ、と肩から力が抜ける。
「何なのだ、いったい」
お前は何者だと問う。
つり上がった唇から答えが返ってきた。
「俺は俺だ」
と。
+++
楽しい
「生きる意味も〜」の件が好きなんです
あんな語り方が!
どんな状況下に置かれても常に自分中心な物言いが好きなんです
それを上手く書き表せないから腹立たしい
凄い眠いと思う最近
日記の方の文になると中身(元々そんなものはない)がなくなる
でもそんな物だろうと
短文置場になっていても気にしない
野々宮 ののと云う名前を思いついた
読み方は「ののみやの のの」で
のが五つ!
後、萩月 九
読み方は「はぎつき ここのつ」
ここのつ!響きがちょう好きです
手に短刀を持ちそう云い放つ。
何処にそんな自信が何処にあるのかと問いただしたくなる。
「満身創痍の癖に何を云っている」
云うと
「こんな物傷のうちには入らないし関係ない」
・
血走った眼で此方を視る。
・
「生きる意味も死ぬ意義も、知らないアンタなんかに私は殺せない。殺させてやるもんか。
人を殺めると云う行為がどれ程辛いかなんて説く気は無い。アンタなんかに教えてやらない」
真直ぐ、射抜く様に。
深い海色のビードロが捉えた。
「俺はお前に勝つ。勝って帰る。帰らなければならない。
俺には俺の帰るべき所があるんだ。前進する為に。前に、進む為に」
音も無く。
顔に息がかかるほどに近く。
何時の間に?
「アンタは俺を殺せないけど、俺もアンタを殺せない。
だから此処を通せ。後から俺の出来る限りでアンタの望む物をくれてやろう」
俺の首でも何でも。
今のアンタじゃ俺は殺せないんだ。
後から、くれてやるから。
そう云った。
ふ、と肩から力が抜ける。
「何なのだ、いったい」
お前は何者だと問う。
つり上がった唇から答えが返ってきた。
「俺は俺だ」
と。
+++
楽しい
「生きる意味も〜」の件が好きなんです
あんな語り方が!
どんな状況下に置かれても常に自分中心な物言いが好きなんです
それを上手く書き表せないから腹立たしい
凄い眠いと思う最近
日記の方の文になると中身(元々そんなものはない)がなくなる
でもそんな物だろうと
短文置場になっていても気にしない
野々宮 ののと云う名前を思いついた
読み方は「ののみやの のの」で
のが五つ!
後、萩月 九
読み方は「はぎつき ここのつ」
ここのつ!響きがちょう好きです
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