「『僕は誓う。五十年後の君を今と変わらず愛してる』」
また変な事を云ってやがると云う様な眼で、歪夜は眼の前の男、『稀代の視得る凡人』人見稀彦を見た。
「この言葉について、灯は如何思う?」
にこにこと人当たりのいい笑みを浮かべている稀彦を睨み付ける。
が、それは奴に効かない事が解っているので直ぐに諦め、溜息を吐く。
「灯、溜息を吐くと幸せが逃げるんだよ」
「稀彦、その事は以前から知っているぞ」
それに、と額に上げていた眼鏡を下ろす。
「自分の気になった事を私に訊ねるのを止めろ」
うっとおしい、と云う。
それでも奴は笑ったままで、追い討ちをかける様に
「それでもね、灯は、結構嬉しいんでしょ」
と屈託無く云ってのけた。
後で、真っ赤になった灯から怒鳴られるのは云うまでも無く。
+++
灯と稀彦in変な学園モノの学生時代
ナチュラルにラブってる
略してナチュ愛
二人とも本が好きでよく読んでる
稀彦はよく読んでる本の台詞について訊いてくる
元ネタは百一回目のプロポーズだっけ?
今日は何も無かったと思うよ
しいて云っても何も無い
でも筍が美味かった
それだけ
また変な事を云ってやがると云う様な眼で、歪夜は眼の前の男、『稀代の視得る凡人』人見稀彦を見た。
「この言葉について、灯は如何思う?」
にこにこと人当たりのいい笑みを浮かべている稀彦を睨み付ける。
が、それは奴に効かない事が解っているので直ぐに諦め、溜息を吐く。
「灯、溜息を吐くと幸せが逃げるんだよ」
「稀彦、その事は以前から知っているぞ」
それに、と額に上げていた眼鏡を下ろす。
「自分の気になった事を私に訊ねるのを止めろ」
うっとおしい、と云う。
それでも奴は笑ったままで、追い討ちをかける様に
「それでもね、灯は、結構嬉しいんでしょ」
と屈託無く云ってのけた。
後で、真っ赤になった灯から怒鳴られるのは云うまでも無く。
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灯と稀彦in変な学園モノの学生時代
ナチュラルにラブってる
略してナチュ愛
二人とも本が好きでよく読んでる
稀彦はよく読んでる本の台詞について訊いてくる
元ネタは百一回目のプロポーズだっけ?
今日は何も無かったと思うよ
しいて云っても何も無い
でも筍が美味かった
それだけ
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