7月17日の日記

彼は「腹減ってんだよ」と言って目の前に置かれた、可愛らしい、ピンク色の(多分苺)、ケーキを。
手で掴んで口に投げ込むようにほおばった。
もちろんそれは比喩で。ケーキは小さいと言っても一口で食べられる様な物ではなくて。
それでも彼は三口ほどで平らげて熱々の筈のコーヒー(エスプレッソ)を流し込んだ。
手にも、口の周りにも、ピンク色のクリームが付いていて。

「アンタ子供ですか」

それに熱くねぇのかよ。

「…足りねぇ」

話が成り立たない。
腹減りな彼に、話は通じない。
俺はそこ等辺にいたウェイトレスさんにケーキの追加注文(合計六つ)とコーヒーのおかわりを頼むと、
ナプキンを片手に彼に近付いた。
ぼぉっと俺の事を見上げる彼。
仕事終わりの彼は如何してこんなにも警戒心が無いのだろうか。
普通高揚した雰囲気になるもんじゃねぇの？ああ、もう。
俺はナプキンを押し付け、ぐしぐしとクリームを拭き取った。
「痛ぇ」と言う声が聞こえたが聞こえないフリ。

「手、出してください」

素直に出てくる。しかし汚れてない方の手。

「もう片方の、です」

本当に話が通じない。
はぁ、と溜息を吐きながら出されたべったべったの手を拭く。
その作業をじっと見ている彼。

「何すか」

視線に耐えかねて俺がそう言うと、

「ありがとな」

と彼は無邪気に笑いながら言った。

・・・不意打ち！
内心目茶目茶ドキりながら「どういたしまして」と返した。
…多少声が上擦り気味だったが。

そうこうしている内にケーキとコーヒーがきた。
今度はちゃんとフォークで食ってる。

「まったく」

困った人だ、と聞こえないように呟いた。

＋＋＋
変態臭い文章
似非丁寧な喋り方はすてっきーでつね
サイト巡りしてるとこんな文が書ける
手掴みでケーキをほおばるって結構素敵だと思うんだ

今日はオムライスを作りました
むずいあれなにッ！
卵がふわとろにできません(むずー
あれだ　たしか洋食で一番むずいのがオムライス
卵の具合が上手くいかないから
デミグラソースのが食いたい
オムライスが好物って可愛いよね

おきあゆさんごえってすてきだね