「何故、アナタは人を……殺すの」
何故と言われましても……と男は口篭った。
「アナタは、殺される人の気持ちになった事があるの?!」
「それは、アナタ」
屠殺される畜生の心を分かれと言うのと同じ事ですよ。
男はふわりと微笑んだ。
「僕は、殺人鬼だから人を殺します。アナタは、人だから生き物を殺します。
――この事にどんな違いがありますか?」
違いなんて、ないですね。何もない。
男は言う。
アナタは、僕に何故人を殺すか、と問われましたね。
「僕は人を殺したいから殺すんです。だって、ほら。殺人鬼ですし」
男は笑った。
おかしそうに、笑った。
「殺人鬼、だから人を殺しても良い……の」
「――いいえ。それとこれとは話が別です」
男は言った。
「殺人鬼だから、人を殺して良い訳ではないのです。良いではないです。悪いでもないです。
――それが、当たり前の事だから」
殺人鬼は殺人鬼だから、人を殺します。殺めます。
アナタが、息をするのと同じ事です。それが、当たり前の事だから、です。と男は括った。
「狂っている」
「いえ、狂ってないです。狂っている事が正常値なんで」
男は笑ってナイフを動かした。
+++
殺人鬼
てすとしゅーかんですねー
なのでこれ置いて消えてみますいぇーい☆
何故と言われましても……と男は口篭った。
「アナタは、殺される人の気持ちになった事があるの?!」
「それは、アナタ」
屠殺される畜生の心を分かれと言うのと同じ事ですよ。
男はふわりと微笑んだ。
「僕は、殺人鬼だから人を殺します。アナタは、人だから生き物を殺します。
――この事にどんな違いがありますか?」
違いなんて、ないですね。何もない。
男は言う。
アナタは、僕に何故人を殺すか、と問われましたね。
「僕は人を殺したいから殺すんです。だって、ほら。殺人鬼ですし」
男は笑った。
おかしそうに、笑った。
「殺人鬼、だから人を殺しても良い……の」
「――いいえ。それとこれとは話が別です」
男は言った。
「殺人鬼だから、人を殺して良い訳ではないのです。良いではないです。悪いでもないです。
――それが、当たり前の事だから」
殺人鬼は殺人鬼だから、人を殺します。殺めます。
アナタが、息をするのと同じ事です。それが、当たり前の事だから、です。と男は括った。
「狂っている」
「いえ、狂ってないです。狂っている事が正常値なんで」
男は笑ってナイフを動かした。
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殺人鬼
てすとしゅーかんですねー
なのでこれ置いて消えてみますいぇーい☆
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