12月6日の日記

2006年12月6日 日常
剣鉈を下へと突き下ろし、頸を砕く。
がほ、とかそんな事をいいながら下に転がった奴は息絶えた。

「殺すんなら殺したれェや。なるべく即死で」

手斧をくるくると回しながら歩いている少年に向かって、青年は言った。
聞いているのか聞いていないのか。恐らく少年は、聞いてはいるが聴く気がないのだろう。
変わらず、手斧を振り回していた。

はぁ、と青年は溜息を吐く。
その間にも襲い掛かってくる奴等を斬ることを忘れない。

「ちったァ、あいつン腕前ェ見習えーや」

びゅん。
首が剛球の様に飛んでくる。無論少年のいる所から。
青年は剣鉈でそれを砕いて捌く。
それでもそれは次々と飛んできた。
流石の青年でも全て捌く事は不可能に近い。

小さな影が青年の前を横切ると首が、下に落ちる。
ただし一つ落とし漏らしがあった。
青年はそれを薙いだ。

「ぺけ」

青年がそう伝えると、小さな影……少女は「ざんねん」と言って偶々近くにいた奴を蹴り飛ばした。
ごきっと鈍い、音。

「……あれはあれで困るンやけェどな」

ほらこれンまだ生きちょるし。

苦笑しながら青年はそう言って、少女の討ち洩らした、まだ呻いている奴の頭を踏み潰す。

ぐしゃ、と西瓜の割れるような音がして青年の靴が汚れた。

+++
500字修行とは500字で一つの話もしくはシーンを書ききるという文章書きの荒行の一つである。(民明書房「ヲタク達の賛歌」)

と言うわけでぴったり500字でまとめてみた
……すみません申し訳ございません許してくださいお願いします
見付かるとか見付かったら見付かられたりでもしたら上記の引用は消します
それでも苦情がある場合まさこ か みつさ書きます

文について剣鉈青年、手斧少年、素手少女
軍服の描写とかしたかったけど入れたら不自然になるので削り
バトルを書くととても雰囲気だけでは書けないと言う事を実感するので凹みます 太子並みにな!
奴・青年・少年・少女は曖昧四段活用です
名前決めていないからそうなるこうなる
青年の喋り方が滅茶苦茶

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