「初めて会ったときから僕は君を殺してみたかったのだが君はどうですか。僕を、殺したい?」
それは矢張り、何の変哲もなく何の感情もなく極当たり前の様に告げられた言葉だったが、ただ一つ何時もと違った事は最後の、最後の一言が少しだけ疑問を真実含んでいる様だった事だ。
私は少しその言葉に驚く。私はなるべく知られないように(彼は他人の感情を見るのを余り好まないのか何にしても人の表情を見るのを嫌っている)彼が安心するだろう微笑みをうかべ答える。
「それは何かこう、殺伐とした質問だね。君はそんな不穏な事を私と逢った時から思っていたのかい?うん?……嗚呼そうだ質問についての答えだね。答えはNO、だ。君は私の親しい友人の一人だからね。いなくなってしまわれたら困る。寂しいんだ。私はこう見えて寂しがりやだからね。こうして君とお茶を飲む時間が好きなんだ。君の作るお菓子や、君の事も勿論好きさ」
そうですか、と彼は言った。それもなんの抑揚もない声だったが少しだけ嬉しそうに私には聞こえた。
+++
ヒーローは滅茶苦茶饒舌でいいと思います
でも肝心な事は中々言わないんだよ
詐欺師の手口
真実を言わないのは嘘じゃない
でも非道だよね
擬人化フィーバーはまだ続いていた
素で9時まで寝てたってどーよ
明日はちゃんと起きましょう
今のところの本命は金ちゃんです
それは矢張り、何の変哲もなく何の感情もなく極当たり前の様に告げられた言葉だったが、ただ一つ何時もと違った事は最後の、最後の一言が少しだけ疑問を真実含んでいる様だった事だ。
私は少しその言葉に驚く。私はなるべく知られないように(彼は他人の感情を見るのを余り好まないのか何にしても人の表情を見るのを嫌っている)彼が安心するだろう微笑みをうかべ答える。
「それは何かこう、殺伐とした質問だね。君はそんな不穏な事を私と逢った時から思っていたのかい?うん?……嗚呼そうだ質問についての答えだね。答えはNO、だ。君は私の親しい友人の一人だからね。いなくなってしまわれたら困る。寂しいんだ。私はこう見えて寂しがりやだからね。こうして君とお茶を飲む時間が好きなんだ。君の作るお菓子や、君の事も勿論好きさ」
そうですか、と彼は言った。それもなんの抑揚もない声だったが少しだけ嬉しそうに私には聞こえた。
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ヒーローは滅茶苦茶饒舌でいいと思います
でも肝心な事は中々言わないんだよ
詐欺師の手口
真実を言わないのは嘘じゃない
でも非道だよね
擬人化フィーバーはまだ続いていた
素で9時まで寝てたってどーよ
明日はちゃんと起きましょう
今のところの本命は金ちゃんです
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