6月21日の日記

2007年6月21日 日常
腹部に焼けた鉄の棒を押し付けられたかのような衝撃。
それが何かを理解するより先に、突き立った何か(それはずっぽりと僕の腹の中に納まっていた)が性急な手つきで抜かれる。
ぬるりと生暖かな血が飛び散った。
血が抜けるに伴い、僕の体から力が抜けていく。
がくんと腹をおさえて床に膝をつく。

この出血では助からないな、と朦朧考える。

(そうだ、)
これは贖罪だ。
僕の殺した、彼女への贖い。
そう思うと、笑みが零れる。

(、嗚呼)

漸く、死ねる。

(その前に、)
ずるりと力の余り入らない四肢を動かして。
血濡れのナイフを持った月狩に向かって、僕は微笑んだ。

+++
バックノズルなあおいくん(仮)
死ななかったから死ぬんだよ
どんな状況なんだろう
結局アンタは月狩の事が大好きだったんだね

いっぱいいっぱいです
でもまだ行けるぜ☆

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