それはバットと言ってしまうには禍々し過ぎた。
確かに形は金属バットの形をしているのだがそれは所々凹んでいて、しかも思しきものが完全に取れないほどにこびり付いていた。
からぁん。
乾いた音。鐘の音に似ていると思った。
目深まで隠すように巻きつけられたバンダナと襟の高い服の所為で顔は見えないが、それは確かに笑っていた。
「君、」
高い襟を下げて口元をみせるとやはりその唇は弧を画いていた。
にぱと音がつこうかというほどに、それは笑った。
「死ぬ?」
フルスイング。
(あ、ヤバ)
俺死ぬわ。
+++
次の考案
破壊屋ハァハァ
確かに形は金属バットの形をしているのだがそれは所々凹んでいて、しかも思しきものが完全に取れないほどにこびり付いていた。
からぁん。
乾いた音。鐘の音に似ていると思った。
目深まで隠すように巻きつけられたバンダナと襟の高い服の所為で顔は見えないが、それは確かに笑っていた。
「君、」
高い襟を下げて口元をみせるとやはりその唇は弧を画いていた。
にぱと音がつこうかというほどに、それは笑った。
「死ぬ?」
フルスイング。
(あ、ヤバ)
俺死ぬわ。
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