6月30日の日記

「要するに彼方は臆病なのですね」と五人だか七人だか解らない男は言った。
口調が丁寧な所と立ち振る舞いからして、怠惰なのだろうと当たりをつける。
俺はそれに無言で返す。
怠惰は薄く微笑んだままだ。
人の、悪い笑み。
他にこんな笑みを浮かべる人間は無駄に若作りの傀儡士くらいしか知らない。
いやあれは人形だから表情と言う表情は余り変わらない筈だ。
ならばコイツは人形の貼り付け笑みなのかと一人で納得してみる。
強欲の薄ら笑い。高慢の作り笑い。色欲の艶やかな笑み。大食の幼い笑み。それに怠惰の貼り付けの笑み。
仮初の、誰とも知らない身体に入っている彼ら。

「そうまでして生きなければいいのに」と言って、怠惰は笑う。
じわりとそれが空間を侵食する。
奴等のわかっている事の一つ。侵食。
恐ろしいまでに無意識に残虐に。侵し尽くす。それが彼ら。

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夢見がちな乙女にありがちな夢現象です
そうさドリーマー
やっぱり己は敵キャラ萌の畑の人なのだなと思った瞬間

明日は家にいないぜ