3月26日の日記

2008年3月26日
「世界はあの方のために回っているんです」と男はそれが決定事項の様に、いや違うな。
奴の中ではそれが常識といっていい。過言ではないほど男の瞳は輝いている。
いや鈍っているのか。
どちらにせよ、それはそういうことらしかった。
取り敢えず俺は、神格化されるほうにもなってみやがれと男に向かって、言えなかった。
言えるわけないだろう。
きっと俺みたいに学のない根無し草の適当な男が、こんな一つの信念の為に、
執念なのか妄念なのか、まあなんでもいい。
そんなことの為に動ける男に叶う筈がないのだ。俺が。この俺が。
負けを認めるのは非常に簡単だ。勝ちと思い込むのもまあそう難しくはない。
けれどこいつに、この男に勝てるかとかそんなことはもうどうでもいい。

要するに世界は俺にとって優しくなく、
とても面倒なので、早く終わってしまえということだ。

+++
鈍色とるりら
ぐだぐだしてる方がるりら 発音はごじら

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