7月21日の日記

2008年7月21日
初めて私が体験した別れは、私の父でした。

母は私を産んでからすぐに死んでしまったので、写真でしかみたことがありません。
目元が母によく似ていると父は言っていました。
実際似ていたのだと思います。
母の父である祖父が、お前の笑顔は死んだ留美にそっくりだと私に言ったことがあるからです。
留美とは勿論母の名前です。
私はそう言われるのが嬉しくもあり、また悲しくもありました。
早くに亡くし会えないと思っていた母に少し鏡を覗けば会える喜び。
その話をするたびに陰る父や祖父の顔。
私が産まれてこなければ母はまだ生きてこの家で暮らしていたのかもしれません。

+++
ありがち
飽きた

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