9月11日の日記

2008年9月11日
「どうしてわたしをころしたの?」

黒い影に青い瞳。
青い瞳だけがただ綺麗に黒の中できらきらと輝いている。
黒い影は女の形をしていた。俺はおぼえていなかった。
この女を。この黒い影の女を。この美しい青色の瞳をした女を。

「どうして、ころしたの?」

ころしたのだろうか。きらきらと水面のように、ひかる。
俺はおぼえていない。すぐに忘れてしまう。きらきらと、青い瞳が。

「どうして?」

ころしたのだろうか。それならばなぜ。
たとえ忘れたとしても、おぼえていなかったとしても、
なぜ女をころさなければならなかったのか。
手にかけなければならなかったのだろうか。ころしたとすれば、どんなふうに。

「?」

ころしたのだろうか。瞳の青が俺をうつすので俺も青い。青い。青い。とけてきえてしまいそうな青色。
青色だった。

どうやって、俺は彼女をころした。

(俺は女のいうことを信じた)(その理由は忘れてしまった)
(そしてそれが女の言葉だったことも俺は忘れて)
(ただどうしてころしたかとそれだけが頭に残った)
+++
忘我!忘我!
実はキャラ設定だけだったら一番好きだったりする
だって周囲が人外と人外と人外と人外しかいない

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