9月12日の日記

2008年9月12日
「泣いてくれればよかった」

きらきらと星ではない何かが輝くその上に、一人佇む男は息を吐いた。
そうすれば私はどうしていただろうか、その答えはみつからない。
ただ泣いてくれればよかったとだけ、男はぼんやりと思った。
強い子だったから。それは今でも変わってはいなかった。
弱い私よりは、弱い弱い私よりは。日のあたるところに立っていられなかった私よりは。
苦しむだけ苦しめばいいと思う。泣けるだけ泣けばいいと思う。
その資格を私は奪ったにも拘らず、あの子はもう一度手にしていたのだから。
すべて私にはもう存在しないもの。

少しだけ、遅かったのかもしれないと嘯いて男は笑った。

+++
青い人ーどっかに混ぜるやつ
師匠と書いてせんせいって読もうよだって脳内CVが中田だしますめさまー

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