「私は、あなたを殺して神になります」
「なればいいじゃないか」
「いいんですか」
「止めてほしいのかい」
「あなたは、死ぬんですよ」
「いいよ。けっこう。どうせ死ぬさ」
「おれ、に殺されるんですよ」
「お前が殺さなくとも誰かが殺していただろう」
「……死ね」
「ああそうだね。私は死ぬ。お前に殺される」
「泣いてください」
「どうして」
「死にたくない、っていってください」
「いやだ」
「そうですか」
「そうだ」
「好きです」
「うん」
「愛してます」
「うん」
「……」
「殺すんじゃないのかい」
「黙れ」
「はいはい」
「――それでは」
さようなら、といって俺は笑えたのだろうか。
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適当すぎて泣ける
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