12月15日の日記

2008年12月15日 日常
そこには終わりだけがそっと転がっておりました。わたしは何をしていいか知らずどうしていいのかわからず。結局その終わりを手に取ってしまったのでございます。終わりを手に取ってしまったのでございます。それは終わりでした。途方もない終末でした。何でもない終幕でした。どこにでもあるような幕切れでした。壮大さに欠けておりました。可能性が抜けておりました。面白さなど持ち合わせておりませんでした。そんなどこにでもある、ごく普通の終わりでした。わたしはそれを手に取ってしまったのでございます。終わりを手に取ってしまったのでございます。

だからわたしは終わってしまいました。

人としても、物語としても、世界としても。
わたしは、終わってしまったのでございます。

しかしそれは新たな、また始まるわたしにとっての伏線でもございませんでした。ただの一つの通過点としての終わりだったのでございます。わたしはそれを知りませんでしたので、とても狼狽してしまい。お恥ずかしい限りでございまして。ええ、はい。

またわたしは終わりを手に取るでしょう。けれどそれがわたしにとって本当の終わりかどうかなんて、わからないんでございますよ。だってそうでございましょう。自らの終わりを知っている輩がどこにいるというのでありましょう。終わりなど、そこらじゅうに騒然と転がっているものなのでございますよ。あたりまえにあるのに、それを恐れるなどと。

ほらここにも一つ。

+++
人としての終わり物語としての終わり世界としての終わり
そのすべてが死で賄えたらなぁという話でした賄えられないのが世の常
あ、でも終わりがみえたらちょっと面白い気がします
物事の終わりがみえる青年の話とかどうよ自分
たとえば街中でカップルをみたその後に漠然とああこの人たち終わるんだなぁと思う
その後にトレーラーがどーんして彼氏の方が死ぬ
ええーこっちの終わりかよとびっくりするカップルとしても終わったっていうそんな
終わるなとは思うけど何が終わるのかがわからないっていう能力をもった青年の話
まあかききれるわけないんですけどねーネタ出しネタ出し

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