1月26日の日記

2009年1月26日 日常
金色の月が四角に切り取られた空で輝いている。外に出てから俺は案外都会でも星は見えることを知った。子供の頃は、星をみるのが好きだった。今はどうだろうか。昔見ていた星の幾つかは、すでに燃えつきてしまったのかもしれない。空を隠すようにのぼっていく煙もなんでもないように、星は今も変わらずきらきらだった

「きーらーきーらー、ひーかーる」

「夜空のほしよ、って何やってんすか」

変わらないものをみていると年甲斐もなく、童心にかえりたくなるのは世の常だろうが。
といいかけたが俺を年寄り扱いしたがる後輩にこれは発言すべきではないと判断。
何をしているかという問いの一つだけに、簡潔に答える。

「一休みだよ、悪いか」

「あんたは一休さんか何かですか」

「バカ言え。俺の頭をみてみろ、ふさふさだ」

「そうっすね、今のところは」

吸い終わった煙草を灰を落とさないように携帯灰皿に放り込む。

「なんだ俺が将来禿るとでも言いたげだな」

「そうでもないこともないこともないこともないです」

「言いてぇんじゃねぇか」

「禿予備軍先輩、そろそろ開店っす」

「……お前、いつかコロス」

本気にしかきこえません。そりゃマジだから俺はいつでも全力だぜ。
ぐしゃぐしゃと頭を撫でてやると、心地よさそうに笑いながらその手を振り払われた。

「楽しみにしています」


こいつの笑顔もきらきらなんだよなぁと、こんな風に笑えるこいつを俺は少し羨ましく思った。

+++
ほもほもしいのってどう書くの

FTよみt

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