俺はそっと世界を壊した。
自分の世界を、自分自身の世界を、自分の手で砕いた。
砕かれても、世界は美しかった。 (泣きそうになった。)
美しい世界は壊れても美しいままであった。
別に壊す必要などなかったのかもしれない。
別に砕く必要などなかったのかもしれない。
優しく撫でる手を知らない。俺は全部忘れてしまった。
世界を壊したとともに俺は俺を失った。
俺は俺ではなくなった。俺は俺になった。
何人でもいる、俺になった。俺の世界はなくなった。
けれど、最近俺の世界が構築され始めた。
俺が俺であるために、俺という俺を取り戻すために、
利用するつもりで入った場所で。俺は「ゆう」と呼ばれ始めた。
名前を作られた。名前がなければ困るという勝手な理由で、
少年のように笑う女にそう名付けられた。
俺は別にお前とかあれとかそれでよかった。
俺が俺でさえあればそれでよかったのに。
それで呼ばれた瞬間に俺は泣きたくなる。
俺が俺でなくなる、ような気がする。俺が「ゆう」になってしまう。
「あなたという名に、君という名に、私はありったけの祝福とほんの少しの憐憫を込めて。
私はあなたを“あなた”と呼ぶよ。せいぜい、悩み苦しんでみたまえ。匿名くん。」
それは俺が壊した世界のように、美しく、麗しく、無邪気な悪意で笑う、女だった。
+++
俺俺と最悪女
それでも俺俺にしては女はかみさまなんだよねって話
ゆうはYOU 女の名前は多分あい 友愛:YOU I
もーぜすが中井中井し過ぎで不自然に笑いたくなるがそれでももーぜすいいな
自分の世界を、自分自身の世界を、自分の手で砕いた。
砕かれても、世界は美しかった。 (泣きそうになった。)
美しい世界は壊れても美しいままであった。
別に壊す必要などなかったのかもしれない。
別に砕く必要などなかったのかもしれない。
優しく撫でる手を知らない。俺は全部忘れてしまった。
世界を壊したとともに俺は俺を失った。
俺は俺ではなくなった。俺は俺になった。
何人でもいる、俺になった。俺の世界はなくなった。
けれど、最近俺の世界が構築され始めた。
俺が俺であるために、俺という俺を取り戻すために、
利用するつもりで入った場所で。俺は「ゆう」と呼ばれ始めた。
名前を作られた。名前がなければ困るという勝手な理由で、
少年のように笑う女にそう名付けられた。
俺は別にお前とかあれとかそれでよかった。
俺が俺でさえあればそれでよかったのに。
それで呼ばれた瞬間に俺は泣きたくなる。
俺が俺でなくなる、ような気がする。俺が「ゆう」になってしまう。
「あなたという名に、君という名に、私はありったけの祝福とほんの少しの憐憫を込めて。
私はあなたを“あなた”と呼ぶよ。せいぜい、悩み苦しんでみたまえ。匿名くん。」
それは俺が壊した世界のように、美しく、麗しく、無邪気な悪意で笑う、女だった。
+++
俺俺と最悪女
それでも俺俺にしては女はかみさまなんだよねって話
ゆうはYOU 女の名前は多分あい 友愛:YOU I
もーぜすが中井中井し過ぎで不自然に笑いたくなるがそれでももーぜすいいな
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