7月27日の日記

2009年7月27日 日常
どうしてお前はそんなにもバカなんだよと言うと少年は薄く笑って、「バカしてると愛されている気がするし、人を愛せるような気がするから」と答えた。そして俺はひどく狼狽して、それをみて少年は噴出して、「嘘ですよ。なんで本気にするんですか」と言った。ああそうかと思って「ふざけんな」と叩くと少年は「痛いですよ」と言いながら無邪気に笑った。

俺はそれを嘘だと思っていて、少年はそれを隠したがっていた。
だから俺はそれを知らないふりをして、嘘ということにしておいた。
その表情があまりにも孤独で、そして必死だったからだ。

+++
人の悪意に疎いと人が好きでいてくれているように思える
そういう愚鈍さが必要になるよのなか それでも明日は愛するべきものです

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