永遠の悲しみを知る女と小さな少年
2004年5月9日あのねぇ、お母さん聞いて
今日ねぇ公園で遊んでたらねー
何処かの知らないおばちゃんが
話しかけてきたの
んーん。全然怪しくなかったよ
それでねー少し話してたの
『〈エイエン〉って物はつらいものよ』
っておばちゃんが言ったの
「如何して?」
って僕が聞いたんだ
そしたらねえ
『老いもせず ずっとずっと若いまま生き続けて
家族も友達も恋人もみんな、みんな居なくなって
寂しくて 寂しくて―――
死のうと思っても死ねないのよ
ずっとずっと 永遠に
悲しみながら生きていかなくてはならないのよ
いい?君が大人になっても絶対に
人生の永遠を望んでは駄目よ
って君にはわからないっか』
僕にはよくわからなかったけど
「わかった!」
って返事したんだ
そうしたら其のおばちゃんが笑ってね
『そう・・・・いい子ね』
って言って頭を撫でてくれたの
それでねおばちゃんから少し眼を離したらね
其のおばちゃん居なくなってたの
そう言えば僕が「わかった」って言ったとき
其のおばちゃん少し悲しそうな眼、してたんだよ
僕何か悪い事言ってたのかなぁ?
今日ねぇ公園で遊んでたらねー
何処かの知らないおばちゃんが
話しかけてきたの
んーん。全然怪しくなかったよ
それでねー少し話してたの
『〈エイエン〉って物はつらいものよ』
っておばちゃんが言ったの
「如何して?」
って僕が聞いたんだ
そしたらねえ
『老いもせず ずっとずっと若いまま生き続けて
家族も友達も恋人もみんな、みんな居なくなって
寂しくて 寂しくて―――
死のうと思っても死ねないのよ
ずっとずっと 永遠に
悲しみながら生きていかなくてはならないのよ
いい?君が大人になっても絶対に
人生の永遠を望んでは駄目よ
って君にはわからないっか』
僕にはよくわからなかったけど
「わかった!」
って返事したんだ
そうしたら其のおばちゃんが笑ってね
『そう・・・・いい子ね』
って言って頭を撫でてくれたの
それでねおばちゃんから少し眼を離したらね
其のおばちゃん居なくなってたの
そう言えば僕が「わかった」って言ったとき
其のおばちゃん少し悲しそうな眼、してたんだよ
僕何か悪い事言ってたのかなぁ?
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